育児と仕事の両立に悩むパパへ。家族時間を取り戻した【転職体験談】

青空と子育てパパの記事タイトル画像 子育て

この記事は、0~3歳くらいのお子さんを育てる新米パパ向けに、私の体験談をもとに子育てと仕事への向き合い方について紹介しています。
子どもが生まれて幸せいっぱい。でも、ママは疲れ果てているし、それを助けられない自分。
「このままではいけない!」と、ふと立ち止まったときの体験をシェアします。

第一子の誕生と幸せな毎日

2021年、第一子となる長男が産まれました。
当時はまだ新型コロナウイルスが流行しており、夫でさえも出産の立ち合いをさせてもらえませんでした。

入院中の妻から毎日写真を送ってもらい、退院の日を待ち望みました。

妻と子どもが家に帰ってきてからは、世界が一気に色づいた気がしました。
慣れない抱っこでミルクをあげたり、オムツを変えたり、初めてのことだらけでてんやわんやでしたが、とにかく「幸せ」という言葉に尽きました。

育休が終わり、仕事が始まってからも、早く帰りたくてしょうがなかったです。
妻から、今日はこんなことがあったという話を聞くのが毎日の楽しみでした。

月日は流れ、子どもも少しずつできることが増えていきました。
スマホの写真フォルダはすぐいっぱいになり、何度も見返してはニヤニヤ。
子どもの成長が私の一番の喜びになっていました。

一方で、動けるようになると親の大変さも一気に膨らみました。

  • 目を離せない
  • 体力お化け
  • 自分の時間はない

妻の体力や精神力も限界を迎えていました。

当時できていなかった育児と仕事の両立

育児と仕事の両立。多くのパパ・ママが目指していると思います。
私もやっているつもりでした。
でも、妻に負担が偏り、子どもの成長を写真や動画で知っている時点で、できていなかったのだと痛感しました。

▼当時の働き方

  • 休みは水曜・日曜(=日曜のイベント参加できない・土曜妻ワンオペ)
  • 残業は毎日1~2時間(=以下の通勤時間とあわせて、毎日仕事しかせずに一日が終わる)
  • 通勤時間約1時間半(=18時に終わったとしても家に着くのは20時前)
  • コロナ後は出社が基本(毎日往復3時間)

私が家に帰ってくる頃には子どもと妻は眠りについており、翌朝も私が先に起きて出社。
平日はすれ違いの日々が続きました。
休日に取り返そうと思っても、疲労で思うようにいかなかったり。
このままではいけない。
家族との時間を優先したい。
そう強く思いました。

転職という選択と譲らなかった条件

当時の会社は10年勤めていた会社で、それなりに良い会社でした。
子育てが無ければ、正直転職を選ばなかったと思います。
その為、かなり苦渋の決断でした。
転職活動で内定をもらった会社へ返事をしなくてはならない期日の日のギリギリの時間まで悩みました。

でも、軸をしっかり持って下した決断なので、失敗はないだろうと思いました。

私がこの転職で叶えたかったのは、妻の負担を軽減し、家族との時間を増やすことです。
絶対に譲らないと決めていた条件が以下の3つです。

  • 土日休み
  • テレワーク可
  • フレックスタイム制

この3つの条件が、当時の会社ではどう頑張っても叶わないと判断し、転職に踏み切りました。

まず1つ目の「土日休み」。
これには2つの理由があります。
今後やってくる運動会や発表会等の様々なイベントに参加する為と、
保育園の休みの日に妻にワンオペをさせたくないという2点です。

2つ目の「テレワーク可」は、通勤時間を無くし、仕事が終わった直後に家族時間に入るためです。

3つ目の「フレックスタイム制」は、出退勤時間を臨機応変に変えることで、保育園の送り迎えを妻と分担するためです。

転職後の生活

転職してから、毎日がガラッと変わりました。

平日の夜に家族と一緒にご飯を食べ、子どもとお風呂に入り、絵本を読む。
寝る前に「今日こんなことあったよ」と話をして子どもの一日を振り返る。
朝自転車で保育園に連れて行ったり、迎えに行ったりして、保育園のお友達やその親とも交流が生まれました。
妻とも毎日の育児タスクをいかに効率良く行うか、よく話をしながら一緒に取り組んでいます。

あのときの決断は間違っていなかったと、今は心から思います。

転職以外の選択肢

仕事に関して、私の場合は転職が最も解決への近道でしたが、そうでない選択肢もあると思います。

  • 部署異動させてもらう
  • グループ間異動させてもらう
  • 時短勤務に変更する

妻の負担軽減や家族との時間を増やすという目的達成の為には、以下のようなことも考えられます。

  • 朝もしくは夜に洗濯等のできる家事を終わらせておく
  • 1日10分でも子どもと遊ぶ時間を死守する
  • 休日は家族で外食したり、何か特別なことをする

こういった小さな積み重ねだけでも、家族の時間は増えますし、少なくてもそれがかけがえのないものになったりします。

まとめ

子どもが小さい時間は、本当に一瞬で過ぎていきます。
私にとって転職は、家族と過ごす時間を取り戻すためのひとつの手段でした。
もし今の働き方や生活にモヤモヤしているなら、立ち止まって考えてみるタイミングかもしれません。
大切なのは、「家族とどんな毎日を過ごしたいか」ということ。
それが見えたら、きっと行動も変わります。

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